今日ラジオで「自分の母校が統廃合でなくなるのは悲しい。なくならないで欲しい。」と言う意見を聞いた。最近良く耳にする。

学校の統廃合の話し。新聞等でも阻止しようと頑張っている人も良く見る。

coinの通った小学校と中学校はすでに無い。その上の学校も、正式名称が変わったり学科名が変ったりしている。

母校がなくなるのは寂しいことだが、それを止める気は無い。それが必要なことなのだから。

むしろ、反対だと言っている人を滑稽に思う。
「なぜ、今頃になって反対しているのか」と。

年金問題や後期高齢者医療制度問題も同じだ。
「今頃になって何を言っているんだ」と。

「今の社会を作ってきたのは、貴方達じゃないのか」と。
「日本を成長させたと言う様な良い部分は『自分達のおかげだ』と言うくせに、なぜ悪い部分を『自分達のせいだ』と言わないのか」と。
「悪い部分を全て政治家や官僚のせいにしているが、一番の原因はどう考えても貴方達じゃないのか」と。

年金を考えてみる。
1970年は、老人(65才以上)1人を若い世代(20〜64才)8人で支えていた。
2000年は、老人1人を若い世代4人で支えている。
2030年は、老人1人を若い世代2人で支えることになるだろう。

当然であるが、年金は貯金ではない。今支払っているお金は、今の老人に使われている。

「一生懸命年金を払ってきた!」なんて言う老人がいる。年金と言うものがわかっているのか?俺から言わせてもらえば「今の状況を考えれば、あなたの払ってきた金額では足りなすぎる。」

「生活できない…」と言う老人の意見も良く聞く。俺から言わせてもらえば「そう言う社会を作ってきたのが貴方。何を今更言ってるの?色々と別な方法を考えて下さい。それとも、老人を助けて若い世代に全員死ねと?」

社会保障は絶対に必要だ。
しかし変な見方をすれば、仕事として行う公共事業よりも、ただ金をばら撒くだけの社会保障のほうが圧倒的に無駄と言える。


ネットなんかで「年寄り政治家はヤメロ!」と言う意見を見るが、選挙に行っている割合も圧倒的に年寄りが高いのだ。そして政治家は年寄り優遇の制度を作らなければ当選できない為に、年寄り優遇の制度を作る。

あっち系のメディアは別の目的の為に「姥捨て山だ!」と言う。別の目的の為に、全く関係ない事までもまるで関係しているように報道する。現在の状況から目を反らせる報道しか行わない。
そして、何も考えない若い世代のバカまでもが「その通りだ」と言う。

老人代表である俺の嫌いなみのもんたは「まず先にやることがあるでしょ?」「無駄をはぶかなきゃいけない」「腐敗を正さなきゃいけない」「お金を取るのはその後。」と言うことを言う。
俺から言わせてもらえば「無駄を省かなきゃいけないね、その通り。その為に収入を止めるの?じゃぁ、年金支給も全部止めなきゃ。ところで貴方が無駄だと言っている部分を無くしたとしても、必要なお金には全く足りないよね?」

ただ、一番言いたい事は「無駄って何?」なのだが、それはまた今度。

別に俺は政府を擁護するつもりもない。俺も政府に対して腹を立てている一人だから。それは「税金を上げようとしている」等のメディアが言っている理由じゃない。
「この社会を作ってきた人達から、なぜもっと税金を取らなかったのか。」
「今の社会を作ってきた人達の尻拭いを、なぜ若い世代の俺達がやらなければならないのか。」
具体的に言えば「なぜ後期高齢者医療制度を廃止するのか。むしろ負担を増やすべき。」とは言っても、政治家は選挙が第一だからしょうがないのだろうが。



日本の予算の中で圧倒的なウェイトを占める社会保障費。

自分の気持ちを満たすためだけに、子供をダシに使って「学校の統廃合によって子供の選択肢が減る!!」と言うような事を言う前に、子供達の為にやることがあるはずだ。
それができれば、別に学校を統廃合する必要も無くなるのだから。

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