フロレンティーノ・ペレス恐るべし
2009年6月12日 スポーツhttp://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20090611-00000167-jij-spo.html
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20090609-00000011-spnavi-socc.html
カカとCロナウドGET!
2人で200億円以上使ったけど、テヘッ☆
byペレス
ペレスが再びレアルマドリードの会長に就任し、立て続けに2人のスーパースター獲得だ。
昔、ペレスの経営方法がハーバード大学で取り上げられた、なんてニュースもあったが。
以前のペレスのマドリ経営方針を簡単に。
まず選手を3種類に分ける。
そして「1」を集め、足りない部分を「3」で埋める、と言う方法だ。
経営者らしく、チーム作りではなく「どうやったら儲けられるか?」を1番に置いている。
実際、カカとCロナウドは200億円以上(+給料)よりも多くの収入に繋がるだろう。
経営的に体力があるのであれば、の話しだけれども。
最初は非常に上手く行った。しかし、この方針を推し進めたことにより、ペレスは会長の座を退いた。チームが弱くなり、勝てなくなってしまったからだ。
スーパースターは攻撃的な選手に多い。と言うか、攻撃的選手に人気が集まる。ゴールシーンは花だからね。
ペレスはスーパースターをどんどん獲得した。攻撃陣をスーパースターで固め、中堅選手を放出し、残りのポジションを安い選手で固めた。
そして、サッカーチームとしてのバランスが崩壊し、勝てなくなった。
勝てなくなれば、やはりチームとしての人気が下がるのは当然なわけで。収入にも影響しただろう。
ペレスは辞任した。
マドリ崩壊の大きなきっかけは、マケレレ放出に始まった。
海外サッカーを見ている人なら、普通に知られているマケレレ。絵に描いたような黒子役の選手。とにかく走り回り、相手からボールを奪う事に長けた選手。足元は下手で、華麗なパス回しなんてできない。
マケレレが「俺はチームに凄く貢献してんのに、何で給料上げないんだ!」と言ったが、フロントは「売上に繋がっていないので、給料は上げません」と言い、マケレレはチームを去った。
その年に、マドリはベッカムを獲得した。
そして、チームのバランスが崩壊した。そもそも、相手からボールを奪わなければ攻撃に移ることすらできないからね。
その後のマドリは、ディフェンスのテコ入れや、勝つためのサッカーをする監督を就任させたりしながら、サッカーと言う本業の成績は良くも無く悪くも無くと言う感じで推移。
しかし、ライバルのバルセロナが強くて美しいサッカーで結果を出し、名門であるレアルマドリードのファンは再度ペレスを選んだ。
強くて美しいサッカーをするチームを求めて。
カカとCロナウドと言うスーパースターを獲得したマドリだが、新しいマドリはどのように変わっていくのか。
ペレスは変わったのか、変わっていないのか。
楽しみである。
ただ、選手を大雑把に3つに分けるのは、サッカーに限った話しではない。
選手個別に見れば、どんなスポーツでも「2」の選手が経営を圧迫している。しかし、「2」の選手がいなければチームが機能しない。スポーツチームが、負けるより勝つほうが良いなんてのは、公理と同等だろう。試合は、勝つことを目的に行なわれるのだから。
勝つためには「2」の選手がチームに必要であるからこそ、マンUやACミランはスーパースターを売り、金を獲得した。勝つことにより、収入もそうだがブランド力も上げる。経営状態も関係しているだろうけど。そして、次のスーパースターとなる素材を探し、スーパースターに育てるだろう。これも経営。
弱いチームは、有望な若手を探し、数年後に優良選手に育ててから名門チームに高額で売る。これも経営。
アブラモビッチのように、全く別のところで儲けた金を使い、選手を買って強いチームを作り上げる。これも経営。
それから、ここ数年のマドリは、今の世界に良く似ていると思う。
本質的な部分を無視し、利益や効率だけを求め、そして躓き、崩壊する。
新型インフルエンザなんかにも繋がる。
ヨーロッパの方が先に感染者がいたが、すでに日本はヨーロッパのどの国よりも感染者が多い。日本の感染は首都圏から始まったわけではないが、すぐに広まるだろし、関西の大都市も十分大きい。本当に今回のインフルエンザが、秋に発症しなくて良かったのだろう。
効率を求めて一極集中にすれば、当然インフルエンザなんかも効率よく広まるわけだし。
防衛なんかもそう。日本ほど攻めやすい先進国は無いしね。
色々なモノを色んな角度で見るのは、とても面白い。
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20090609-00000011-spnavi-socc.html
カカとCロナウドGET!
2人で200億円以上使ったけど、テヘッ☆
byペレス
ペレスが再びレアルマドリードの会長に就任し、立て続けに2人のスーパースター獲得だ。
昔、ペレスの経営方法がハーバード大学で取り上げられた、なんてニュースもあったが。
以前のペレスのマドリ経営方針を簡単に。
まず選手を3種類に分ける。
1.その選手個人目当てに大勢の客が集まり、ユニフォーム等も爆発的に売れ、CMのオファーなんかもばんばん入るような、高額な給料以上の収入を得られる、スーパースター。
2.サッカーは上手く、チームの戦術には欠かせないのだが、給料に比べて収入に繋がらない、中堅選手。
3.給料の安い、若手選手。
そして「1」を集め、足りない部分を「3」で埋める、と言う方法だ。
経営者らしく、チーム作りではなく「どうやったら儲けられるか?」を1番に置いている。
実際、カカとCロナウドは200億円以上(+給料)よりも多くの収入に繋がるだろう。
経営的に体力があるのであれば、の話しだけれども。
最初は非常に上手く行った。しかし、この方針を推し進めたことにより、ペレスは会長の座を退いた。チームが弱くなり、勝てなくなってしまったからだ。
スーパースターは攻撃的な選手に多い。と言うか、攻撃的選手に人気が集まる。ゴールシーンは花だからね。
ペレスはスーパースターをどんどん獲得した。攻撃陣をスーパースターで固め、中堅選手を放出し、残りのポジションを安い選手で固めた。
そして、サッカーチームとしてのバランスが崩壊し、勝てなくなった。
勝てなくなれば、やはりチームとしての人気が下がるのは当然なわけで。収入にも影響しただろう。
ペレスは辞任した。
マドリ崩壊の大きなきっかけは、マケレレ放出に始まった。
海外サッカーを見ている人なら、普通に知られているマケレレ。絵に描いたような黒子役の選手。とにかく走り回り、相手からボールを奪う事に長けた選手。足元は下手で、華麗なパス回しなんてできない。
マケレレが「俺はチームに凄く貢献してんのに、何で給料上げないんだ!」と言ったが、フロントは「売上に繋がっていないので、給料は上げません」と言い、マケレレはチームを去った。
その年に、マドリはベッカムを獲得した。
そして、チームのバランスが崩壊した。そもそも、相手からボールを奪わなければ攻撃に移ることすらできないからね。
その後のマドリは、ディフェンスのテコ入れや、勝つためのサッカーをする監督を就任させたりしながら、サッカーと言う本業の成績は良くも無く悪くも無くと言う感じで推移。
しかし、ライバルのバルセロナが強くて美しいサッカーで結果を出し、名門であるレアルマドリードのファンは再度ペレスを選んだ。
強くて美しいサッカーをするチームを求めて。
カカとCロナウドと言うスーパースターを獲得したマドリだが、新しいマドリはどのように変わっていくのか。
ペレスは変わったのか、変わっていないのか。
楽しみである。
ただ、選手を大雑把に3つに分けるのは、サッカーに限った話しではない。
選手個別に見れば、どんなスポーツでも「2」の選手が経営を圧迫している。しかし、「2」の選手がいなければチームが機能しない。スポーツチームが、負けるより勝つほうが良いなんてのは、公理と同等だろう。試合は、勝つことを目的に行なわれるのだから。
勝つためには「2」の選手がチームに必要であるからこそ、マンUやACミランはスーパースターを売り、金を獲得した。勝つことにより、収入もそうだがブランド力も上げる。経営状態も関係しているだろうけど。そして、次のスーパースターとなる素材を探し、スーパースターに育てるだろう。これも経営。
弱いチームは、有望な若手を探し、数年後に優良選手に育ててから名門チームに高額で売る。これも経営。
アブラモビッチのように、全く別のところで儲けた金を使い、選手を買って強いチームを作り上げる。これも経営。
それから、ここ数年のマドリは、今の世界に良く似ていると思う。
本質的な部分を無視し、利益や効率だけを求め、そして躓き、崩壊する。
新型インフルエンザなんかにも繋がる。
ヨーロッパの方が先に感染者がいたが、すでに日本はヨーロッパのどの国よりも感染者が多い。日本の感染は首都圏から始まったわけではないが、すぐに広まるだろし、関西の大都市も十分大きい。本当に今回のインフルエンザが、秋に発症しなくて良かったのだろう。
効率を求めて一極集中にすれば、当然インフルエンザなんかも効率よく広まるわけだし。
防衛なんかもそう。日本ほど攻めやすい先進国は無いしね。
色々なモノを色んな角度で見るのは、とても面白い。
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