予想の範囲内と言えば範囲内だけど、ボロボロだったね。

今のままじゃ99%グループリーグ突破は無理だけど、少しだけ。


俺なんかが言うのはおこがましいのかもしれないけれど、岡田監督の向かってる方向が明後日の方を向いてると思ってる。

細かいパスを回して相手を崩すと言うサッカースタイルは、日本人に一番向いてると俺も思う。サッカーが採点競技なら、一番良い得点を出せるだろう。

でも、日本が強いチームに勝てるサッカースタイルは、絶対に違う。もちろん、日本人選手に合った戦術が必要なのはわかる。でも、それが一番勝てる戦術とは限らない。

向いてるスタイルと勝てるスタイルは別だ、と思ってる。


試合内容に、理想を求めるのは必要なことだ。

しかし、世界の一流国に比べ、日本代表は弱い。
しかし、世界の一流選手に比べ、日本人選手は弱い。

その上で「勝つこと」を考えなければならない。

サッカーに限らず、競技は「相手に」勝たなければならない。
しかも「対人競技」は、「競争」「採点競技」と違い、相手を妨害できるし相手から妨害される。

中村俊輔選手なんかが、良い代表例だと思ってる。
ボールを蹴る技術は一流だけど、対人技術は三流。
明らかに体の線が細く、相手との接触に弱い、前を向けない、相手を背負ってプレーできない。プレッシャーの少ない試合や練習なら光るが、一流チームとやると光らない。トップリーグで身につけたのは、相手と当ることではなく、当られる前にボールを捌くこと。もちろん球離れを早くするのは必要なことだが、常に相手との接触を避けてボールを捌くから横パスとバックパスしかできない。プレッシャーが少ないところで前を向いた時は一瞬輝くが、自分若しくは日本人選手がゴールを決められるほどの輝きじゃない。
そうなると、ボールを前に運ぶ遅さだけが残る。一流チームの守備が整っているところを、崩せる技術も無い。

だから、昔から一流チームの試合には、中村選手をチームに入れるべきじゃないと思ってる。


そもそも相手の守備が整ってるところをショートパスで崩すなんて、スペインやブラジルのような超一流チームじゃなきゃできない。

相手からボールを奪った直後、相手の守備が整う前が一番得点しやすいのは常識。ボールを奪ったら1秒でも早く前へ。それがショートカウンターでもロングカウンターでもどっちでも良い。

それでもショートパスを中心に勝ちたいなら、冗談ではなく、どこかのクラブチーム+2~3人にした方が絶対に強い。色んなチームから選手を集める必要なんて無い。


弱い日本代表がどうすれば「勝てるか」を考えて欲しい。


中村俊輔のような選手、そして岡田監督はいらないと思ってます。


追記-----------------------------------------------------------------------------------------


大分前の話しだが、びっくりしたことがある。

バレーボールの全日本女子の監督がラジオに出演し「マラドーナは左足だけで世界一の選手になった、バレーの日本代表も一つの武器を鍛えて勝つ」と言ってたことがあった。

何を勘違いしてるのか、と。馬鹿だろ、と。

マラドーナは左足だけで世界一になったんじゃない。今ではデブになり監督業も上手く行って無いが、選手としては右足と身長「以外が超一流だった」から世界一の選手になったのだ。
30mのスピードや体の強さや視野の広さや戦術眼などなどなどなどなど。



このような勘違いは、何か今のサッカー日本代表と似たような雰囲気を感じる。

コメント

M
2010年4月8日12:45

昨日は諸事情で見てないけど、おおよそ結果は想定内でしたね。

>中村
他に汗をかくタイプのキープ屋が居ればいいんでしょうが、中田が居なくなってからそういう選手がいないorポジションがかち合うって気がします。フィジカルとか一瞬のスピードとかなら、今の中村よりいい選手がいると思うんですけどね。
トルシエってすげえなあ。

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