外来種

外来種の問題は、様々な所で取り上げられる。


昨日は、ラジオでアライグマの問題が取り上げられていた。子供の時は愛くるしいが、大人になると凶暴になるアライグマ。手に負えなくなった飼い主が、アライグマを殺してしまうのは可哀想だからと日本の山に放し、その結果、元々日本の山に住んでいた動物を『大量に』殺すことになったのだそうだ。
アメリカから入ってきた肉食性のブラックバスが、生態系を壊しているのも有名な話しだ。

これだけ見ると、アメリカの動物は強いなぁ、と言う感じしかしない。


ところが、アメリカでも外来種の問題は起きている。

例えばコイ。しかも、アジア原産のコイである。
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200911/2009112300199
ビッグヘッドカープはコクレン、シルバーカープはハクレンのことであり、アメリカではこれらを一纏めにして『アジアンカープ』と呼んでいるるそうだ。

コイはプランクトンを食べるが、体が大きく食欲旺盛な為かなりの量のプランクトンを食べ、生態系に大きな影響を与えているのだそうだ。直接別の魚を食べてしまうブラックバスとは別の形で、その地域の生態系を壊しているのだそうだ。



もちろん、外来種が全て悪いわけじゃない。
しかし、外来種によって様々な悪影響が生まれる事例が後を絶たないのも事実。






これを強引に、しかし身近なことに絡めてみる。



『鳩山首相は日本だけを滅ぼす亡国の温暖化法成立をなぜ急ぐのか』
http://diamond.jp/articles/-/7978

米ウォールストリートジャーナルに「ハラキリ」と酷評された「地球温暖化防止法案」の今国会での成立を目指して、政府・与党はアクセルを踏み込み始めた。

「日本が腹を切れば、世界中に感謝されます」ｷﾘｯ
地球温暖化はCO2が主な原因じゃないって考えが増えつつあるし、そもそも人間の活動と温暖化はほとんど関係ないって考えが主流になりつつあるよね。


『【スクープ】政府「法人税ゼロ」検討』
http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20100421/214113/

政府が6月にまとめる成長戦略の目玉として、新たに日本に進出する外国企業を対象に、法人税を大幅に減免する外資導入促進策を検討していることが明らかになった。

新たに日本に来る外国企業の法人税を0%にするそうです。企業誘致は、その地域に無い業種なら新たな雇用や税収（でも法人税0%だけど）を生み出すが、消費が低迷してる現状で既存の業種を入れれば、パイの奪い合いになるだけで既存の会社が疲弊するだけ。しかも同業種が入ってくれば、法人税0%の外国企業と、普通に法人税取られる日本企業が競争するというとんでもない事態に陥る。もちろん日本の政府なんだから、今まで嘘で塗り固めた詐欺しかしてこなかったとしても、そんなことするわけ無いはずだよねー。『東アジア共同体の内需』と、本当に意味のわからない発言をどっかの総理がしてたけど、気のせいだよねー。

でも、先進国である日本に無い業種って何があるんだろうね？





ほんの一部だけだけど、本当に誰の為に政策を行ってるんだろうね。



生態系も経済も文化も、壊れてしまったら戻せません。
いや、壊すことが目的としか見えないよね。